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【動画を公開しました】コロナの詩2020-2022 あゆみ



こんにちは。おきらく劇場ピロシマです。

先日公開した動画「おきらく劇場ピロシマpresents『コロナの詩(うた)』」に続き、2020年度に取り組んだ活動を紹介する動画「コロナのうた」を公開しました。今年度発表した『コロナの詩(うた)』に繋がる参加者同士の対話は2020年から始まったものです。作品の創作過程や公演中止に至り、その後再開するまでをまとめた約9分の動画です。

この記事では2020〜2022年にかけて取り組んだ「コロナのうた」の活動について紹介をします。


▼2020年度 「コロナのうた」(映像製作:諫山元貴)


■2020年8月「コロナ禍の中、どんな気持ちだったか話してみない?」


2020年2月に広場にあつまった仲間たちによる演劇公演『ウタとナンタのさかのぼり』が新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になりました。それは、約半年の対面での活動自粛を行なった後、2020年8月に実施したおきらく劇場ピロシマ演劇クラブでのことでした。

講師・坂田光平から「コロナ禍のなかでみんなどんな気持ちだったのか話してみよう」と提案があり、参加者同士で試しにお互いの気持ちを話してみることにしました。

「おうちで映画いっぱいみてたのしかったな」「いっぱい寝れた!」「楽しみにしてた舞台がなくなってショックだった…」会えない期間に感じたこと、体験したこと、考えたことをチームに分かれて出し合いました。


■2020年9月 そうして一編の「詩」が誕生した

8月に顔を見合わせて話し合った言葉たちを組み合わせ、一編の詩「コロナのうた」が誕生しました。参加者で輪になり、生まれたばかりのその詩をみんなで声に出してみました。

『言葉は相手に手渡すもの』を合言葉に丁寧に詩をよんでいきます。


■2020年10月 音と身体とリズムが合わさる

10月。「コロナのうた」に音とリズムをつけて身体を動かしてみます。舞台上の音楽も、参加者とファシリテーターが協働して生み出します。チームに分かれて創作をした部分を発表し合い、ひとつの舞台をつくりあげていきます。


来年1月に私たちの「コロナのうた」をみんなの前で発表しよう!

そう約束してその日は別れました。


■2020年12月 やむなく延期が決定される

2020年12月12日、広島市が新型コロナ感染拡大防止集中対策の実施を発表。運営でも協議を重ねましたが、やむなく「コロナのうた」の発表は延期されることとなります。


■2022年2月 ふたたびの延期。対話をやめないために

2022年2月に延期された「コロナのうた」発表会は、県内の新型コロナウイルス感染が再拡大したことを受け、再び延期を余儀なくされました。対面では会うことができないというむずかしさはあったものの、オンライン上でいまの互いの気持ちを話し合うことにしました。


■2022年5月 こうして「コロナの詩(うた)」は発表された

2020年8月に初めて『コロナのうた』がつくられてから、2021年、2022年と対話を重ねることで少しずつその中身は変化してきました。2022年5月にようやく漕ぎ着いた『コロナの詩(うた)』は、私たちが積み重ねてきた3年間の関係から生まれたものです。


▼2022年度 おきらく劇場ピロシマpresents『コロナの詩(うた)』

■不かくじつな世界をともに歩く

2020年から始まったこの、人とまじわることを許さない禍の中で私たちは試行錯誤を続けてきました。一辺倒に「人と会うことはだめ!」と押し付けるのではなく、立ち止まり「一体どうしてこんなことをするんだろう?」「こんな気持ちになったんだろう」ということを聞きあい、受け入れ合う時間でもありました。そしてこれは、不かくじつな世界を私たちがともに歩いていくためのヒントに繋がることを信じて活動を続けていきたいと思っています。


(報告 山田めい)

おきらく劇場ピロシマ https://engekihiroshima.wixsite.com/piroshima

舞台芸術制作室無色透明 https://www.engeki-hiroshima.com



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